日時:2017年2月27日(月)19:00~22:00(18:45受付開始)
場所:もんぜんぷら座 第302会議室
持ち物:筆記用具、レコーダー(スマホの録音機能でも可)
定員:先着20名
参加費:1000円(当日受付でお支払い下さい)
学習テーマ提供者・ファシリテーター:中村伸治
申し込み方法:次のコンタクトフォームからお申込み下さい(題名は「公開講座に参加したい」を選択して下さい)。http://facilitationlab.jpn.org/コンタクト/
内容:
「きく」ことはファシリテーションのみならず、日常生活、人間関係において必要不可欠なこと。
様々な観点から「きく」ことは解説され、学ばれていると思いますが、最近参加した「きく」をテーマにしたワークショップが私にとっては目から鱗の経験でした。今回は、皆さんに「きく」についての引き出しが増えることを願って私自身が参加したワークショップをもとに話題提供したいと思います。
話をするときに、きき手と話し手どちらが影響力を持っていると思いますか?
話をしていて「よく話を聞いてもらえた」、「自分のことが伝わった」と思うこともあれば、「話しにくいな~」、「ちゃんと伝わっているのかな』と思った経験はどなたにもあるのではないでしょうか。
その時、話し手の中で、きき手の中で何が起きているのでしょう?
きいている人がいるから話が出来る、興味をもっていない人に話し続けることは苦痛にすら感じます。
話し手の話をきいているようで実はきき手が聞きたいことを聞いている、話させているということもあるのではないでしょうか?
その影響力を考えると話し手よりもきき手が力を持っているといっても過言ではありません。
今回は、あるきき方を試みてみたいと思います。
話し手に「ついていくききかた」です。
「いまここ」にいる相手に「関心を向け続け」きくとも言えます。
カウンセリングの世界ではカール・ロジャースの提唱したパーソンセンタードアプローチという考えがあります。私は専門的に学んだわけではないので語弊があるかもしれませんが、人はそもそも自分で良くなろうとする、問題を解決する力を持っているというものでその力はきき手が共感、受容、自己一致を持っているときに発揮されると理解しています。
カウンセリングでなくても日常生活において、話をきいてもらっているうちに悩みはあらかた解決していたなんて経験もあるのではないでしょうか。
「ついていくききかた」はパーソンセンタードアプローチにつ通じるきき方であり、話し手が「生き生き」するきき方とも言えます。
勉強会では、ペアになって話し手、きき手となり自分の「きき方」を点検してみたり、「ついていくきき方」を試みてみることに取り組んでみたいと思います。